2022年7月27日水曜日

桜島の噴火

今回のニュース(噴火による避難指示:レベル5)は思わず長いこと見てました。

桜島は私の故郷で、小学校卒業まで住んでいました。今回避難対象になっている南東部とは反対側です。桜島の北西側は観光やフェリー、農産物(みかんや桜島大根など)で収益を上げている豊かな村でした(溶岩が多い南東側は1950年に鹿児島市に編入されていたが、こちらは独立を保っていた)。夏休みは毎日、家から5分の海で泳いでいたし、ハネムーン客も大勢泳ぎに来ていました。好調な財政を反映してか、小中学校の校舎も立派でした。私が10才の時に西桜島村から桜島町に昇格、町中でお祝いしました(新しいフェリーも就航)。

噴火はほぼ毎日で慣れっこでしたが、農産物が全滅して村内運動会が中止になったことも。大正3年の大噴火の記念日 (1月12日) には全島脱出を想定した避難訓練が毎年ありました。当時は大噴火の経験者が存命で、噴火しないという測候所の予測を信じて避難しなかった人が犠牲になったという話を聞いた記憶があります。

桜島町は2004年ついに鹿児島市に編入。私が通った当時360名いた小学校も今では20名ほどの複式学級だそうです。でも頑張っている様子がHPから伝わってきて、心の中で応援しています。