2011年3月27日日曜日

論文はgoogle readerで読む

これだけ論文雑誌が多いとフォローするのは大変です。top journalに絞っても、そのサイトを定期的に訪問するのはつい忘れがちです。しかし、これらにはフィード(RSS)がついているので、これを使ってgoogle readerで読めば1カ所のサイトでの管理が可能です。どのPC(あるいはsmart phone)からでも未読既読の管理ができ、ざっと目を通して印をつけておきあとで読み返すなど、劇的に楽になります。かつ自分自身のdatabaseができあがります。
Pubmedでkeyword検索した際に結構いいリストになったと思った際には、それをRSSとしてgoogle readerに登録すれば、その条件で新しい文献が自動的に追加されていきます。my NCBIにも同様の機能がありますが、これも全部google readerにまとめるということです。詳細は下記に載っています。

http://togotv.dbcls.jp/20101104.html

scienceは自分だけのものではない

研究において最も重要な要素は独創性です。腎臓発生をここまで掘り下げて研究するラボは稀なので、それが実現可能です。他人が真似しようとしてもそう簡単にできるものではありません。だから自分の研究を秘密にする必要はありません。オープンに腹を割って話すことで、他の研究者に刺激を与えることができるし、信頼関係が生まれて新たなヒントをもらえることもある。そうやってサイエンス全体が発展することが、最終的には患者さんにとってもメリットになります。真似する人がいても、自分がもっと先に行けばよいのです。それができるだけの実力をつけることが大切です。

開設にあたって

熊本大学発生医学研究所 腎臓発生分野教授の西中村です。
腎臓発生再生研究に必要な心構え、方法、知識など、思いついたときにUPしていきたいと思います。ブログ初心者なのでしばらく試運転です。