2026年8月18日火曜日

熊本地震 2026 (2026.7.28)

この度の地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。 皆様の安全と一日も早い復興を心よりお祈り致します。

 いつかは地震がまた来るかもとは思っていましたが、3度目の震度7は予想していませんでした。発生研も壮絶に大きく長く揺れました。体感としては10年前の前震と同じくらい。これは震源から多少距離があるためと考えられます(前回は直近、今回は約20km)。

2016年4月14日: M6.5 (前震)

2016年4月16日: M7.3   (本震。前震の28時間後)

2026年7月28日: M7.1   
(Mが0.2増えるとエネルギーが2倍になります。1増えると32倍、2増えると1000倍)
 
10年前の教訓から、研究室も自宅もほとんどの機器や家具をきっちり固定してあったため、被害は最小限です。前回はスライドグラスが自分のすぐそばに多数落下して割れたのですが、落ちないような棚を導入してあったのでこれも大丈夫でした。10年前に地震の専門家を発生研にお呼びして講演していただいたときに、地震の予知は不可能であることを伺いました。では一体何ができるのかと聞いた際に返ってきた答えが「固定」でした。そのため所を挙げて機器の固定法を考案し、実行してきました。それが奏功したということです。但し研究所高層階の被害は完全には防ぎ入れず、自分たちが考案した固定法が十分でなかった可能性があり、今後検討します。5階以上にあるラボが震度5の地震を経験することは日本のどこでも起こり得るので。https://www.imeg.kumamoto-u.ac.jp/kotei2016oct/

ラボメンバーの何名かは自宅や実家の被害や停電・断水で苦労しました。私自身は10年前は、避難所、車中泊、自宅の屋根の修理、研究所の復旧工事と一通り経験しましたが、今回は事なきを得ました。10年前は28時間後に本震が来たのですが、今回の余震は増減はありつつも減衰傾向にあると感じています。とはいえ割れ残りの断層があり、まだまだ油断できない状況であるのは確かです。また余震が続くと安心して眠れませんし、不安感は人によってまちまちです。不安の強い人には遠隔避難を勧め、県外の実家にしばらく帰ってもらったところ、元気になって戻ってきてくれました。被災地を離れられない理由がないのであれば一時的な遠隔避難」は極めて有効です。

爆発したイオンモールはいつも行っているところで、衝撃でした。震度5以上の地震の際には火の元を含む周囲の安全を確保したら速やかに建物外に避難する(ぐずぐずしていると強い余震が来る)、避難の際には最低限の身の回りのものを持つことで「建物内に戻る必要がないようにする」、のが鉄則だと再認識しました。10年前、繰り返す余震の中で荷物を取りに戻るのがとても怖かったことをラボのメンバーには伝えてきたのですが、研究所全体に徹底すべきと思いました。自然災害では最悪の事態を想定してリスクを減らしていくしかないです。







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